概要と主な働き
ビタミンB1は水溶性のビタミンで、糖質がエネルギーになるときに必要な補酵素として働き、別名「糖代謝ビタミン」とも呼ばれています。
不足すると、糖質の代謝がうまくいかなくなり、乳酸やピルピン酸などの疲労物質が蓄積されるため、疲労の原因になります。
また、脚気(かっけ)の症状も現れ、むくみや心臓肥大になることもあります。
ビタミンB1は玄米に多く含まれますが、精白米になると、約80%減少します。
期待される効果
・糖質代謝
・神経機能の維持
ビタミンB1を含む食品
豚ヒレ肉、豚もも肉、うなぎの蒲焼、玄米、大豆、絹ごし豆腐、くるみ、そば
注意点
摂り過ぎても排泄されるので過剰症の心配はありません。
推奨摂取量
成人の1日の推奨摂取量は女性1.1mg、男性1.4mg
栄養機能食品としての基準
栄養素等表示基準値:1.0mg/日
栄養機能表示:「ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」
注意喚起表示:「本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日の摂取目安量を守ってください。」